南砺市(城端エリア)にある『縄ヶ池』。水芭蕉(みずばしょう)の群生地として知られ、5月ごろに見頃を迎えます。
縄ヶ池って?
『縄ヶ池』は南砺市城端の山の中にある、川がせき止められてできた池です。
池の周りが湿地になっており、“水芭蕉”が群生しています。例年5月ごろに見頃を迎え、白色の仏炎苞(ぶつえんほう)が開き、緑色の葉が湿地を彩ります。
縄ヶ池の標高は830mです。標高1,000m以下での群生は珍しく、植物分布上の南西限にあることから、学術的にも貴重な場所とのことです。県の天然記念物に指定されています。
縄ヶ池までのアクセス
国道304号から「林道高清水線」に入り、つくばね森林公園に向かって走ります。
普通車で走行することが可能ですが、すれ違いできない場所、急カーブで見通しの悪い場所が続くので十分注意してください。
くねくね道を上ってくると、縄ヶ池の手前に駐車場と展望広場があります。
ここに車を停め、縄ヶ池まで歩いて行きます。
展望広場からは砺波平野の散居村や城端の街並みを見下ろせます。
綺麗な風系が広がります。もっと空気が澄んでいれば、日本海まで見通せそうです。
駐車場の奥に入口があります。
ここから徒歩で5分くらいで水芭蕉の咲く湿地に到着します。“熊注意”の看板があるので、複数人で行くこと、鈴などを身に付け音を鳴らすことをオススメします。
入口から歩くと案内図があります。
ここから左手に進むと、急な山道で湿地まで(距離は短め)、右手に進むと、ゆるやかな山道で湿地まで(距離は長め)行くことができます。
先ほどの案内図から右手に進むと、広場があります。
一応、仮設トイレが設けられています。ここから谷の方へ下りると湿地に到着します。
縄ヶ池の様子は?
「2019年5月13日(月)」に行ったときの様子です。
白色の仏炎苞と緑色の葉が鮮やかです。
山の新緑も気持ちよく、鳥の鳴き声や小川のせせらぎにも癒されます。
一面、絨毯のように白く咲き誇るという感じではありませんが、綺麗ですね!
年によって異なると思いますが、葉が大きくなっていた場所もあったので、もう少し早い時期でも良かったかもしれません。
水芭蕉の花は、一番目立つ白色の部分ではなく、中心の棒状のところに小さく、たくさん付いた黄色の部分です。
池のほとりまで出ることができます。
池には大きなお魚も泳いでいます。池の周りを一周できる散策路もあります。ただし、木道ではなく、土の山道になります。
まとめ
名称 | 縄ヶ池 |
場所 | 〒939-1600 富山県南砺市北野 |
駐車場 | 縄ヶ池の手前にあり |
お手洗い | 縄ヶ池の広場の仮設トイレまたは、つくばね森林公園 |
その他 | ・足元や服装は歩きやすいもので。池の周りを散策する時や雨上がりの時はトレッキングシューズが良いと思います。 ・自販機などは無いので、飲料水や食べ物を持っていくことをオススメします。また、アクセス路がくねくね道なので、心配な人は酔い止めも。 |
アクセスが少し大変な場所ではありますが、近くまで車で行けるのに山に囲まれた静かな池で水芭蕉が楽しめると考えれば、良いスポットだと思います。
ぜひ、事故やケガに気をつけてお出かけしてみてください!