毎年5月17日・18日開催、富山市岩瀬地区の『岩瀬曳山車祭』

毎年5月17日・18日に富山市岩瀬地区で開催される『岩瀬曳山車祭』を観覧してきました。
趣向を凝らした“たてもん”が乗った曳山車が町内を練り歩き、夜には曳き合い(けんか)が行われます。

2019年の情報です。2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となりました。

▼目次

1.岩瀬曳山車祭とは?

『岩瀬曳山車祭』は、富山市岩瀬地区にある岩瀬諏訪神社の春季祭礼で200年以上の歴史があるとされています。
各町で作られた趣向を凝らした“たてもん(行燈)”が乗った曳山車が町内を練り歩きます。両日とも夜には曳き合い(けんか)が行われ、曳山車同士が激しくぶつかり、引っ張り合いが行われます。
全12基の曳山が岩瀬の町を練り歩き、夜の曳き合い(けんか)は各日5回ずつ行われます(曳き合いは祇園町以外の11町で抽選)。

2.開催情報

  • 開催日 毎年5月17日、18日
    2019年の場合は5月17日(金)・18日(土)です。
  • 会場 富山市岩瀬地区
  • 夜の曳き合い(けんか)の会場
    • 17日岩瀬諏訪神社前
    • 18日忠霊塔前(岩瀬小学校の西)
  • スケジュール
    • 練り歩き 両日の日中
    • お囃子共演 18日の20時頃〜忠霊塔前にて
    • 曳き合い 両日の22時頃〜


▲17日の引き合い(けんか)は岩瀬諏訪神社前


▲18日の曳き合い(けんか)は忠霊塔前

  • アクセス
    • 車の場合 富山競輪の駐車場に駐車
    • 電車の場合 富山ライトレール 東岩瀬駅または競輪場前
      午前1時頃まで臨時電車あり(詳しくはこちら
  • お手洗い
    • 岩瀬諏訪神社、岩瀬中央公園、岩瀬大町公園、富山競輪場、東岩瀬駅、岩瀬浜駅など
  • 露店 岩瀬諏訪神社の境内を中心に出店

3.祭礼1日目(2019年5月17日(金))の様子

岩瀬諏訪神社
▲祭礼が行われる岩瀬諏訪神社です。境内には、露店が数多く並びます。

岩瀬の街並み
▲通りには、灯篭が並び、幻想的です。

祇園町の曳山車
▲祇園町の曳山車です。夜の曳き合いには、参加せず、日中は園児たちによって曳き回されます。担い手不足ということで、残念ながら、今年限りの予定です。

曳山車
▲浜町の曳山車です。夜は明かりが点り、夜空に映えます。かっこいいですね。

曳山車
▲曳山が並ぶと壮観です。祇園町以外の11基が並びます。

曳山車
▲“たてもん”は毎年、趣向を凝らしたものが作られます。どの曳山車も絵や文字が上手くて、すごいです!

岩瀬諏訪神社前
▲17日の曳き合い(けんか)が行われる岩瀬諏訪神社前です。
かなりの人数の警察官がいます!それほど危険をはらんでいるということなのでしょうね。


▲位置が良くないのですが、曳き合いの動画です。
曳き綱を引いて曳山車を進め、相手の曳山車にぶつけます。引き手は相手の曳山車の左側を抜けて、後方に回って更に引っ張り続けます。それにより相手の曳山車を押し戻せれば勝ちとなります。なお、曳山の後ろ側では自分たちの曳山車が押し戻されないようにテコ棒を入れて抑えます。
ちなみにこの動画の後、右手の方で、人同士のケンカが始まりました…血気盛んです!

曳き合い予定時刻の30分〜1時間前に来ておけば、ちょうど曳山車がぶつかる中央付近や、前列の方で見られるのではないかと思います。

ということで、本日18日(土)も開催されますので、ぜひ足を運んで見てください。
練り歩く姿は壮観ですし、けんかはメッチャ迫力がありますよ!