現在、富山市内ではファボーレの増床リニューアルや商業施設の建設、富山駅周辺および中心市街地の再開発やマンションの建設などが盛んに行われています。
これらの計画について、まとめてみました。
▼目次
- 1.『フューチャーシティー ファボーレ』増床リニューアル
- 2.旧県立近代美術館別館 マンション計画
- 3.富山城址公園前 複合施設計画
- 4.『プレミストタワー総曲輪』
- 5.中央通りD北地区市街地再開発計画
- 6.『NHK新富山放送会館』
- 7.『ホテルリブマックス 富山』
- 8.富山駅南西街区 JR系ホテル・商業施設計画
- 9.富山駅南北接続・高架下開発計画
- 10.『プレミア〈富山駅前〉レジデンス』
- 11.旧富山ステーションホテル跡地開発
- 12.『サーパス窪本町グランフォート』
- 13.富山市下飯野土地区画整理事業
- 14.まとめ
1.『フューチャーシティー ファボーレ』増床リニューアル
富山市婦中町の大型ショッピングモール『フューチャーシティー ファボーレ』では今秋の完成に向け大規模な増床リニューアル工事を行っています。
店舗面積は約1.4倍になり、専門店は約100店→約170店に増える予定です。「ロフト」、「Mt.石井スポーツ」、「H&M」など現在、富山県に店舗のないお店も出店する予定です。
詳しくは『ファボーレ』2019年秋のリニューアル概要&テナント情報まとめをご覧ください。
▲国道359号線側に増築棟を工事中です。
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2.旧県立近代美術館別館 マンション計画
富山市西中野町にある旧県立近代美術館別館と富山市科学博物館旧別館の土地と建物を穴吹工務店が取得し、建物の解体工事が進んでいます。報道によると、分譲マンションの建設を検討しているとのことです(北日本新聞2019.5.8)。
なお、本館の跡地は未定となっています。
▲跡地は建物の解体工事中です。数年内のマンション分譲を視野に入れているとのことです。
3.富山城址公園前 複合施設計画
富山城址公園前(城址大通り沿い)の貸しビルと土地をタカラレーベンが取得し、3年以内に新たなビル建設を検討しています。複合施設(1、2階がお店、上がマンション)、またはホテルを想定しているとのことです(北日本新聞2019.5.14)。
▲大通り沿いで公園前という好立地です。
4.『プレミストタワー総曲輪』
総曲輪の旧西武百貨店跡地に建設中の『プレミストタワー総曲輪』は外観はほぼ完成しました。中心市街地では最高層のマンションで、全部で206戸の大型のマンションです。6月下旬の入居開始予定、下の階の商業施設は秋頃のオープンの予定です(フード&キッチンゾーン、ライフスタイルグッズゾーン、ヘルス&ビューティーゾーンなどの予定)。
▲外観はほぼ完成しています。
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5.中央通りD北地区市街地再開発計画
中央通りの北西の部分、ちょうど先のプレミストタワー総曲輪の向かい側で再開発が計画されています。2022年中の完成を予定しており、今の計画では高さ約90mのマンション、立体駐車場、商業施設ができるほか、スケート場!も計画されています。
▲今のところ、見た目での変化はありません。
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6.『NHK新富山放送会館』
2020年度中の運用開始の予定で、NHK富山放送会館が場所を変えて、新しくなります。今は県庁の前にありますが、元富山中央警察署(新桜町)の場所に移ることになります。県とNHKの間で土地を交換することになっており、NHKの跡地の活用については検討段階です。
▲今のNHK富山放送会館です。
▲予定地は今はコインパーキングになっています。
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7.『ホテルリブマックス 富山』
新桜町では今年12月28日(土)のオープン予定でビジネスホテルの『ホテルリブマックス富山』が建設中です。場所は先のNHK富山放送会館の移転先のお隣です。
▲今はまだ建物の姿はありません。
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8.富山駅南西街区 JR系ホテル・商業施設計画
富山駅前ではJR西日本不動産開発が主体となり、2022年春の開業を目指し、ホテル、商業施設、立体駐車場の建設が計画されています。
街の顔と言える場所の開発が始まることになります。
商業施設の運営元はマリエ富山と同じことから、今のマリエ富山とはテイストやターゲットの異なるお店を中心に誘致するのかもしれません。
▲今は「さかな屋撰鮮」と駐車場になっています。「さかな屋撰鮮」は今年夏までの営業予定ですが、場所を変えて継続する話が出ています。
▲外観イメージ図です。(JR西日本不動産開発プレスリリースより)
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9.富山駅南北接続・高架下開発計画
先日、平面で南北間が移動できるようになった富山駅では、2020年3月の路面電車の南北接続と自由通路の完成を目指して工事が続いています。
また、あいの風とやま鉄道富山駅の高架下には商業施設ができる予定です。
- 2019年8月 北口のあいの風とやま鉄道本社が高架下に移転、富山ライトレール富山駅北電停が交差点を挟んだ向かいに仮移動
- 2019年2月 富山ライトレールが富山地方鉄道に吸収合併
- 2020年3月 路面電車の南北接続、自由通路が完成
- 2020年中 あいの風とやま鉄道富山駅の高架下に店舗が完成
- 2022年春 北口広場完成
- 未定 富山地方鉄道の線路と駅が高架化
▲富山駅北口では前の駅舎などを取り壊し中です。
▲路面電車が南北接続する場所の工事が進んでいます。
▲あいの風とやま鉄道高架下です。写真の奥に店舗が入る予定です。この写真よりも左側のスペースには「セブンイレブン」が出店することが決まっています。
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10.『プレミア〈富山駅前〉レジデンス』
富山市宝町では、アパグループが総戸数64戸の分譲マンションを建設中です。今年10月末の入居予定を目指して工事が続いています。
▲写真奥が富山駅で、駅まで徒歩3分の駅近物件です。
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11.旧富山ステーションホテル跡地開発
富山市宝町にあった空ビル(旧富山ステーションホテル)では、解体工事が始まりました。西松建設が伊藤忠商事などと共同でホテルを2022年後半の開業を目指して計画中です。
ホテルブランドが『ホテルJALシティ富山』となることが発表されました(2019.6.11)。
▲かなり大きな建物の取り壊しになります。写真奥が富山駅で、駅近の立地です。
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12.『サーパス窪本町グランフォート』
富山市窪本町の窪本町交差点近くで穴吹工務店が2020年9月下旬の入居開始を目指して総戸数54戸の分譲マンションを建設中です。
▲モデルルームが近々、出来上がるようです。
13.富山市下飯野土地区画整理事業
富山市下飯野(済生会富山病院近く)では、商業施設の建設が進んでいます。「クスリのアオキ」が6月に、新潟のスーパー「原信」、100円ショップの「セリア」、衣料品の「あかのれん」が8月に開店する予定です。
東富山駅にも近く、付近では新しい住宅地の開発も進んでいます。
▲クスリのアオキの店舗はほぼ完成しているようです。
▲今はまだ「原信」の建物などの姿はみえません。
14.まとめ
調べてみると、中心市街地から郊外まで色々な開発計画があることが分かりました。マンションの人気も高いようです。
今後、しばらく富山市や高岡市などでは、街並みの変化が続いていきそうです。
人口が減っているのと、世帯数もしばらくすると減り始めるので、もしかすると、最後の再開発ブームかもしれませんね。
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