(新型コロナウイルス感染症)移動のデータで見る“富山の行動変容”

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STAY HOME

新型コロナウイルス感染症予防のための外出自粛やStay Homeといった行動変容が求められています。
そんな行動変容の状況が数字に現れたデータを見てみました。

初掲載:4月27日(月)、更新:5月4日(月)

目次

  1. Google「COVID-19 コミュニティモビリティレポート」で見る富山の行動変容
  2. 「ヤフー・データソリューション」で見る富山県内外・富山市内外の移動
  3. まとめ

1.Google「COVID-19 コミュニティモビリティレポート」で見る富山の行動変容

Googleが都道府県単位での人の移動データを公表しています。
基準となっているのは、2020年1月3日から2月6日までの5週間の期間における、対応する曜日の中央値で、そこからの変化がパーセンテージで表されています。
最新のデータは2020年4月26日(日)までのものです。

元データ:COVID-19 Community Mobility Reports

(1)小売・娯楽施設

レストラン、カフェ、ショッピングセンター、テーマパーク、美術館、図書館、映画館など

行動変容小売・娯楽施設

 

4月に入ってから減少傾向が鮮明になりました。4月16日(木)から緊急事態宣言が全国に拡大され、県内の大型商業施設や娯楽施設も休業に入っています。4月26日(日)時点で減少率は50%となっています。

(2)食料品店・薬局

食料品店、ドラッグストア、薬局など

行動変容飲食品店・薬局

 

2月末ごろに10数パーセントほど増えていますが、おそらく学校の休校による影響かと思われます。以降も家庭での食料品の消費の増加やマスク・消毒液等を買う動きが増えたためか、基準を上回る状況が続いていましたが、4月中頃からは減少に転じました。

人との接触機会を減らすことを考えると、食料品店・薬局への外出は一家の中で一人が代表して行く、頻度を減らすといった対応を取って、もう少し減少させる必要がありそうです。

(3)公園

国立公園、公共ビーチ、マリーナ、ドッグパーク、公園など。

行動変容公園

 

天気や曜日の影響を受けるため、大きく上下しています。基準の2020年1月3日から2月6日に比べて、暖かくなっていることや桜のシーズンもあり、大きく増加した日もあります。

良いか悪いかは中々判断しづらいのですが、外出自粛の中で公園に気分転換に出かける方も多いと思われるので、この傾向は続きそうです。

(4)駅

駅、バスターミナルなど。

行動変容駅

 

出張や旅行の自粛、休校などのためか、2月末から減少が続いています。

参考情報ですが、JR西日本が発表した4月13日~17日の北陸新幹線の利用状況は前年同曜比で7%(在来線特急は10%)、4月18日・19日の北陸新幹線の利用状況は前年同曜比で4%(在来線特急は5%)とかなり大きく減少しています。(4月13日から19日のご利用状況について:JR西日本

(5)職場

行動変容職場

 

テレワーク導入や休業のためか、徐々に減少していっています。ただ、製造業やスーパーなどの流通で働く方、対面での接客をする方はテレワークの導入が難しく、大幅な減少は難しそうです。

決して良いことではないのですが、今後は注文の減少などによる休業が増え、結果的に減少率が大きくなっていきそうです。

(6)住居

行動変容住居

 

テレワークや休業のためか、職場での減少に合わせるように徐々に増加しています。「Stay Home」の意識も高まっていそうです。

2.「ヤフー・データソリューション」で見る富山県内外・富山市内外の移動

Yahoo! JAPANが「全国主要都市来訪者・往訪者推移指数オープンデータ」という前年同月同曜日に対する来訪者と往訪者の指数を推計したデータを公開しています。

来訪指数は県外・富山市外から入ってきた人を、往訪指数は県内・富山市内から出ていった人の数を日単位で推計し前年の同月同曜日の推計値と比較したものです。
最新のデータは日々更新されていきますが、この記事では5月3日(日)までのものとなっています。

元データ:ヤフー・データソリューション

(1)来訪指数(県外・富山市外から入って来た人)

富山県・富山市の来訪指数

赤線が富山県全域です。土日については、前年同月同曜日よりかなり減少していることが分かります。
4月26日(日)、5月2日(土)・3日(日)は「21」となっています。前年の同月同曜日に比べると8割の大きな減少となっています。

平日については、北陸新幹線の乗車人数が激減している割には、減少が小さい印象がありますが、物流に伴う人の流れや、石川県・岐阜県との間での通勤に伴う人の流れが一定数あるためではないかと思われます。

青線の富山市については、通勤などの日常的な人の流れがあることから、富山県全域に比べると減少は小さいようです。

(2)往訪指数(県内・富山市内から出ていった人)

富山県・富山市の往訪指数

赤線が富山県全域です。土日については、前年同月同曜日よりかなり減少していることが分かります。
4月26日(日)は「46」となっています。前年の同月同曜日である2019年4月28日(日)に比べると5割強の減少となっています。

こちらも平日については、北陸新幹線の乗車人数が激減している割には、減少が小さい印象がありますが、物流に伴う人の流れや、石川県との間での通勤に伴う人の流れが一定数あるためではないかと思われます。

(1)、(2)ともにかなり多くの方が外出自粛、特に帰省や旅行の取り止めに協力していることが分かります。

3.まとめ

Googleのデータは一週間程度前のものですが、徐々に外出自粛・Stay Homeの効果が出ていることが分かり、現在はもっと減少しているのではないかと思います。もう少し、スーパーやドラッグストアなどといった日用品の買い物に行く人数や機会を減らす、可能な限りリモートワークにするなどを進めれば、より大きな効果が現れそうです。

ヤフーの富山県内外・富山市内外の移動データについては、かなり多くの方が協力しているようで、特にGWの減少の大きさには驚きました。

5月4日(月)の夕方の時点では、富山県の新規感染者は0名となっています。全国を対象にした緊急事態宣言は5月31日まで延長されましたが、今後の営業自粛要請は都道府県ごとの状況によって異なってくるのではないかと思います。ここで油断して再び増加に転じると経済活動の再開も遅れることになると思われます。早く日常に戻れるようになるためにも、もうしばらく力を合わせていきましょう!

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